3歳の儀式・通過儀礼

七五三 ~ 髪置(かみおき)の儀 ~


三歳の男女が行う、それまで剃っていた髪を伸ばし始める儀式です。白髪に模した綿帽子をかぶせ、「白髪が生えるまで長生きするように」と願う風習もありました。

三歳は一つの厄年であると考えているところが多く、その厄から逃れるために、「厄年」と「役年」をかけて、神を祭るお祭りの神事役につけたりする地域もあります。

三歳のしたく


●着物

3歳では、母方から贈られた三つ身の着物か、お宮参りの産着を着ます。着物には、子供が無事に成長することを願って、必ず肩上げ・腰上げをします。産着を使用する場合は、「袖丸み付け」をして、袖の形を直してから着ます。

 

●被布

着物の上に羽織る上着の一種で、江戸時代に誕生した防寒用の和服です。七五三に用いるようになったのは、最近になってからのようです。結び帯をする際には使いません。

 

●その他必要なもの

・伊達〆1本…マジックテープ付きの物が簡単です。

・腰紐2本…大人用腰紐の約2/3の長さです。

・半衿…長襦袢の衿につけます。

・足袋…子供用の靴下タイプがあります。

・草履…着物の雰囲気に合わせます。

・兵児帯…被布を着る場合に必要です。

・髪飾り

 

●3歳の男の子

男子の正装は、紋付袴姿であり、現在では3歳の七五三の際も袴を着せる人が多いようですが、本来袴は5歳の「着袴の儀」で初めて付けるものとされています。

3歳の男の子の着物は、羽二重熨斗目模様の紋付二枚襲(かさね)に兵児帯を締め、陣羽織か被布を羽織ります。

七五三 三歳の服装

関連サイト


七五三 - 3歳の着物・被布や小物の販売サイト

七五三・3歳の時に子供が着る被布や小物をお手頃価格で購入できるサイト。

腰ひも付きの着物・被布・伊達衿(重ね衿)・長襦袢(腰ひも無し)・草履・巾着・髪飾りがセットになった被布セットが便利。

 

訪問着のレンタルサイト

七五三の時にお母さんが着る「訪問着」を手軽にレンタルできるサイト。

子供と一緒に着物を着れば、とっておきの記念日になるはず。

家族みんなで写真を撮れば、形として残る楽しいイベントになるのでおすすめ。